以前、障害者枠で1年間勤務していました。
障害者枠で働いて分かったこと、感じたことを記録しておきたいと思い、記事にしました。
これから障害者枠で働くか検討している人の参考になれば幸いです。
目次
メリット
就職のサポートを受けられる
障害者枠で働くには就労移行支援事業所に通う必要があります。
「就労移行支援」という言葉はあまり聞き慣れない言葉かもしれません。
分からない方のために、就労移行支援について記事を書いたので、
そちらも参考にして下さい。

就労移行支援事業所の就労後のサービスに就労定着支援というものがあります。
就労定着支援とは・・・
障害のある方の就労や、就労に伴って生じている生活面での課題を解決し、長く働き続けられるようにサポートする福祉サービスです
就職後に何か問題が生じた時、自分だけで解決できない時は、就労移行支援にスタッフに相談して、解決することもあります。仕事で困った時に相談できる窓口があるというのは、大きな安心につながります。
安定して収入を得られる
障害者枠で働き続けるとある程度毎月の給与は決まっていきます。
安定して収入が入ってくるというのは安心につながります。
週30時間以上働くようになると厚生年金や健康保険、雇用保険などの社会保険に加入できるというメリットもあります。
自分の障害特性や体調をある程度配慮してもらえる
障害者枠で働くと企業側は障害者に対し、合理的配慮を施す義務があります。
その人の障害特性や体調に合わせて働く環境を整えることが企業の責任です。
私の場合、疲れやすいという障害特性があるので勤務日数や時間を減らしてもらったり、休憩もこまめに取れるように配慮してもらっています。
とはいえ、自分の障害特性全てを企業側に理解してもらうのは難しいので、自分が困った時にどう対処すべきか、就労移行支援事業所等で訓練しておく必要があります。
人間的に成長できる
1年間勤務して、自分の中で自分が成長できたかなと思うことがありました。
一般企業に障害者枠で勤務していたのですが、正直しんどかったです。
体調が悪く欠勤したこともありましたし、人間関係で悩んで落ち込んだ時期もありました。
しかし、そうした全ての経験が自分の糧となり次の仕事に活かすことができます。
勤務を始めた最初の頃はあまり自分から周りに話しかけることはなかったのですが、徐々に自分から周りに話しかけ、同僚の体調を気遣うこともできるようになりました。
仕事は大変でしたが、何よりやりがいを感じました。
デメリット
賃金が低いのであまり稼げない
障害者枠の給与は一般枠に比べると少ない所が多いです。
この収入だけで生活していくのは正直厳しいので、障害年金制度を活用するのが望ましいです。
障害者に対しての偏見・差別の目がある
障害者枠で働いていると、一般で働いている人と話す機会があります。
ほとんどの人が優しく接して下さるのですが、中には障害者に対して理解がなく冷たく対応する人もいます。
悲しい気持ちになることもありますが、理解のない人なんだなと割り切るしかないです。
最後に
いかがでしたでしょうか。
障害者枠で働くメリットやデメリットは人によって異なるものだと思います。
私が感じているメリットをデメリットと感じる人もいれば、その逆もあるでしょう。
その人に合った働き方を見つけるのが一番大事だと思います。
この記事で少しでもお役に立てたなら幸いです。