体験談

発達障害のある方にも優しいユニバーサルデザインフォントとは?その魅力について語る

皆さんは「ユニバーサルデザイン」(略してUD)という言葉を聞いたことはありますか?

私は学校教育にユニバーサルデザインフォントを取り入れ始めているという新聞記事を読んで、ユニバーサルデザインフォントについて興味を持ち始めました

皆さんの身の回りにもユニバーサルデザインの考え方、サービスが徐々に広がってきています。この記事では様々なユニバーサルデザインが広がる中で「ユニバーサルデザインフォント」に焦点を当ててその魅力をお伝えします。

ユニバーサルデザイン(UD)とは?

そもそもユニバーサルデザインとはどういった意味なのでしょうか。

ユニバーサルデザインとは...

「障害(ハンディキャップの有無、年齢や性別、国籍や民族などにかかわりなく、誰もが等しく使いやすいように、安全で便利な都市や建物、製品や道具を実現しようとする考え方。UDと略称。ー以下略」

百科事典マイペディアより引用

ユニバーサルデザインとは、「特別な製品や調整なしで、最大限可能な限り、すべての人々に利用しやすい製品、サービス、環境のデザイン」を言います。

https://h-navi.jp/column/article/35026027(LITALICO発達ナビより引用)

具体的には、駅の改札で幅の広い改札が挙げられます。この改札はユニバーサルデザインのものです。障害者だけでなく、お年寄りから子どもまで全ての人が通りやすいよう配慮・デザインされたものなのです。最近ではユニバーサルデザインのタクシーもよく見かけるようになりました。

ユニバーサルデザインを考える時に「バリアフリー」という言葉が挙げられますが、「バリアフリー」と「ユニバーサルデザイン」の意味は少し違います。

簡単に説明すると、バリアフリーは日常生活で起こる障害(バリア)を取り除いて(フリー)作られた商品や建物のことです。特に障害者や高齢者など特定の人のために作られたものです。

例えば、段差をなくした道路やエレベーター付きの駅のホーム、車いすでも使いやすい公共施設などがあります。

「バリアフリー」→障害者や高齢者の様々な障害(バリア)を取り除いて(フリー)健常者との生活上の差別をなくす=特定の人に配慮

「ユニバーサルデザイン」→障害の有無にかかわらず、全ての人が快適に過ごせるように考えられた理念=全ての人に配慮

出典:ブリタニカ国際大百科辞典「バリアフリー」

参考サイト:Design for All(http://design-for-all.jp/ja/menu1.html

そしてこの「UD」の理念は、2020年東京オリンピックに向けて政府が推進している理念でもあります。

2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会を契機として、世界に誇れる水準でユニバーサルデザイン化された公共施設・交通インフラを整備するとともに、「心のバリアフリー」を推進しています。

https://www.kanteitokyo2020_suishin_honbu/udsuisin/.go.jp/jp/singi/index.html(首相官邸HPより引用)

UDフォントとは

このUDの理念に基づいて作られたのがUDフォントです。一般の人はもちろんお年寄りや障害者の方、外国人の方など全ての人が、「見やすいな、使いやすいな」と思えるフォントのことをいいます。

身近にあるUDフォントの使用例

◯電車やバスの車内案内表示装置

最近電車やバスに乗っていると次の停留所や駅名を表示する車内案内表示装置が非常にわかりやすくなっていると感じます。

ふりがなをふっているだけでなく、外国語で表記していたり、UDフォントを採用している電車やバスも増えてきています。

UDフォントの魅力

私は発達障害(LD)の特性で文章を所々読み飛ばしてしまう傾向にあります。1語1語文字を追うのが苦手です。なので、文章の意味を全て把握するのが困難な事が多々ありました。

もっと読みやすくなればいいのになと以前から思っていました。

先日、新聞を読んでいるとUDフォントについて学校現場で取り入れられているという記事を読みました。その記事のタイトルが「みんなが読める!UDフォント」(朝日新聞朝刊より引用)

と、UDフォントで見出しが書かれていました。

それを初めて見たとき、「なんて読みやすいんだ」と感動しました。

それからUDフォントについて調べていくと、色々なメーカーからUDフォントが出されていたり、有名な企業も商品のパッケージの文章にこのUDフォントを取り入れている事がわかりました。

このUDフォントは私のような障害特性を持った人の助けになる優秀なものであると感じています。実際にUDフォントがどのような書体なのか見てみましょう。

UD書体のほうは正確にはTBURゴシックという書体になります。文字サイズは同じに設定してありますが、明朝体に比べるとUD書体の方が1文字1文字が太く大きくなっていて、見やすくなっているのが特徴的です。

私の場合、UD書体の方が1語1語しっかりと文字を追えて、意味が頭に入ってきやすいと感じました。皆様はいかがでしょうか。

発達障害の有無に関わらず、全ての人に読みやすい、見やすいのがこのUDフォントなのです。

このUDという考え方は、全ての利用者の事を考えているという意味で「思いやりと優しさ」に満ちているなと個人的に感じています。

UDフォントの利用の仕方

◯ブログをやっていてXSERVERと契約している方

XSERVERのWEBフォント機能でUD書体を利用することができます。

※75,000PV/月を超えると利用できなくなります。

◯モリサワのフォントを契約する

まとめ

このブログの記事の書体もUDフォントを採用しています。

このUDフォントを取り入れてから、記事の文章の誤字脱字を見つけやすくなりました。それだけでなく、読んでいる方にもわかりやすい、読みやすいブログになってほしいと思い、UD書体を採用しました。

この記事では挙げていませんが、他にもUDの理念が使われているものはたくさんあります。

皆さんも身の回りにあるUDの物に少し意識を向けてみると普段とは違った見方ができるかもしれません。

ABOUT ME
福耳
興味のあることは、プログラミング、ブログ、将棋。 30歳の時に初めて自分が発達障害であると気付く。 31歳の時に発達障害と診断され、障害者手帳取得。 33歳になった現在、Webデザイナーを目指すため、プログラミング教室に通う。